動物たちは「こう曲げたら痛い」「目がくるくる回る」「2週間前から調子が悪い」というように、しゃべって教えてくれません。そのため、問診、視診、聴診、触診などの診察によって可能性のある病気をしぼり、必要があれば検査を実施いたします。

そのためもんど動物病院では、動物たちへの迅速な診断・負担軽減を考えて院内検査機器の充実を行っております。

ごくわずかな血液で、赤血球、白血球、血小板を測定します。貧血や炎症の有無やそれらの程度を調べることができます。

血液で、腎臓・肝臓・膵臓の状態、ミネラル・脂肪・タンパクの体内バランスなど体の内部の様子を知ることができる機器です。

甲状腺、副腎、卵巣、精巣から分泌されるホルモンを測定できる機器です。甲状腺ホルモン・副腎皮質ホルモン、女性ホルモン、男性ホルモンの分泌状態を知ることができます。

血液・尿・体液などを遠心力によって細胞成分と液体成分にわけることができる機器です。正確な検査を実施するために必要不可欠な機器です。

いわゆるレントゲン検査です。DR（Digital Radiography）方式を採用することで、従来のCR（Computed Radiography）方式やフィルム写真と比べて高画質・高精細な画像が撮影できるようになりました。また、検査時間も短くなって、動物たちへの負担はかなり軽減されました。

レントゲンではわからない臓器の内部や動きの速い心臓を検査できる機器です。動物に痛みや悪影響を与えない安全で体にやさしい検査を行うことができます。

心臓からの微弱な電気を測定することにより、聴診器ではわからない心臓のリズム・動きの異常をみつけてくれる機器です。

人間と同じように動物たちも、不整脈（リズムが悪い）や伝導異常（うまく心臓が動かない）などで発作や息切れを起こすことがあります。このような心臓疾患を短時間で早期に発見してくれる有用な機器です。また、心臓の動きを数日間記録する「ホルター心電図検査」でさらに細かく検査を行う場合もあります。