猫の病気について – 西宮 動物病院 犬 猫 うさぎ ハムスター|犬と猫の去勢避妊手術ならもんど動物病院
 

猫の病気について

猫の病気と症状

嘔吐がある場合

早食いや食べ過ぎで食事を吐いたり、グルーミング(毛づくろい)でのみ込んでしまった毛玉を吐いたりします。何度も吐きグッタリしたり、異物や血の混ざったものをもどす、食欲・元気がなくなった場合などは来院をおすすめします。

考えられる病気
食べ過ぎ、毛玉症、腎不全、肝不全、腸内異物、胃炎、膵炎など
検査
レントゲン検査、血液検査、超音波検査、バリウム造影、内視鏡検査など
対処・治療
食事療法、点滴、注射、内服薬など

目やにがひどい、鼻水・くしゃみが出る

黄色や白っぽくベタベタした目やにで目が開けられない時や鼻水に血が混じっているようであれば来院をおすすめします。

考えられる病気
猫伝染性鼻気管炎・カリシウイルス感染症などの伝染病、鼻炎、鼻腔内腫瘍など
検査
眼科検査、遺伝子検査、レントゲン検査など
対処・治療
点眼薬、内服薬、ネブライザーなど

よだれが出る・口を気にする

ネコちゃんがよだれを垂らすことは非常にまれです。じっとしていてよだれを垂らしていたり、手で口まわりを何度もこすったり、口の中に何か詰まったような仕草があれば来院をおすすめします。

考えられる病気
猫エイズウイルス・猫カリシウイルスなどの伝染病、歯の病気(歯石・歯肉炎など)、中毒、腎不全など
検査
歯科検査、遺伝子検査、血液検査、レントゲン検査など
対処・治療
注射・点滴、内服薬、歯科処置など

何度もトイレに行く・トイレの格好をするけど何も出ない

一般的にネコちゃんの平均的な排尿回数は1日2〜3回といわれています。トイレに入ったり出たりを繰り返す、少量ずつの排尿、尿の色の変化(濃くなる・赤くなる)、ニオイがきつくなる場合は来院をお勧めします。まったく尿が出ない場合、尿路がつまることによって急性腎不全が起こり命に関わることがあります。一刻も早く病院での処置が必要です。

考えられる病気
膀胱炎、尿路閉塞、巨大結腸症など
検査
尿検査、レントゲン検査、超音波検査、血液検査など
対処・治療
注射・点滴、内服薬、食事療法、外科手術など

水をよく飲み、オシッコの量が増える

水入れ容器の減りがはやくなったり、今まで気にしなかった花びんや水槽の水を飲むようになる行為は多飲症状が疑われます。飲水量が増えるため、トイレ砂の塊が大きくなったり、数が増え、尿の臭いが弱くなったり、色が薄くなったことに気づくことがあります。必要以上に水を飲むことは病気のサインの可能性があるため来院をお勧めします。

考えられる病気
慢性腎不全、甲状腺機能亢進症、糖尿病 、ホルモン性疾患など
検査
血液検査、尿検査、レントゲン検査、超音波検査、ホルモン検査など
対処・治療
点滴・注射、内服薬、食事療法など

(獣医師 森下豪 監修)